写真はミカドアリバチ
Mutilla mikado のメスでしょう。 餌を探してでしょうか、暑い中をかなりの速度で動き回るので、撮影には苦労しました。 体の横からや顔の正面からも撮りたかったのですが・・・。
和名は「大型のアリのようなハチ」の意味です。 「大型の」といっても「アリのよう」ですから、周囲のコケからもわかるように、体長は1.5cm前後です。 なお、オスは翅があり、胸部も黒い色をしています。
幼虫は、マルハナバチ類の幼虫に捕食寄生
(注1)するようです。
(2016.7.22. 長野県茅野市 横谷峡)
(注1) 捕食寄生
寄生虫などの寄生の場合、寄主が死ぬと寄生者も生きていけないので、寄生者が寄主に与えるダメージはわずかです。 しかし寄生蜂などの場合は、寄生者が蛹になる段階で寄主は死んでしまいます。 このような寄生者を、前者の真の寄生者(パラサイト)に対し、捕食寄生者(パラシトイド)と呼んでいます。
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