2016-08-22

キノクニツルハシゴケ


 上は 2016.3.9.に京都市北山の菩提道で撮ったもので、同定できずにそのままにしておいたのですが、8月21日に大阪市立自然史博物館で行われた標本同定会で見てもらったところ、アオギヌゴケ科のキノクニツルハシゴケ Eurhynchium squarrifolium だろうということでした。 平凡社の図鑑では、Eurhynchium属は変異が大きく同定は難しいと書かれています。 また「ツルハシ」は「鶴嘴」で蒴の蓋にある長い嘴に由来するのではないかと思うのですが、蒴はついていませんでした。


 茎は這い、不規則に枝が出ています。


 葉は丸くついていて、扁平にはなっていません。


 上は葉の皺と中肋を区別するため、偏光顕微鏡を使用し、コンペンセータ(検板)に鋭敏色板(λ=530)を使用して撮ったものです。
 中肋は葉長の2/3以上に達しています。


 中肋背面の先端は1つの歯で終わっています。


 翼細胞は明瞭な区画を作っていません。 葉縁はほぼ全周にわたって細かい歯があります。 葉身細胞は厚壁です。


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