上はホシウスバカゲロウ
Glenuroides japonicus です。 林の薄暗い所にいたのを連れ帰って撮影しました。 室内をパタパタと不器用に飛び回るのもなかなかかわいいものですし、細かい網目もステキです。
上のように翅を広げたままでとまっていることもあります。 飛翔後はしばらく翅を広げたままでいて、落ち着くと閉じるケースが多いようです。
ところで、和名の「ホシ」は「星」だと思うのですが、どこが「星」なのでしょうか。 上は白バックで撮っていますが、背景が黒っぽい所に置くと・・・
翅の端近くに白斑が見られます。 しかし
ウスバカゲロウ Baliga micans にも似た位置に似た白斑がありますから、やはり「星」は翅のあちこちに見られる黒っぽい小斑でしょうか。
上で「かわいい」と書きましたが、立派な口があり、これだけ鋭い爪とゴワゴワした毛があれば肉食であるというのも納得です。 ただ、成虫がどのように餌をつかまえるのかはよく分かっていないようです。 ちなみに、ウスバカゲロウなどの幼虫は
アリジゴクと呼ばれていますが、ホシウスバカゲロウの幼虫は、やはり肉食ではありますが、非営巣性で、徘徊して餌を捕らえるようです。
(2016.8.13. 堺自然ふれあいの森)
0 件のコメント:
コメントを投稿