Part1の 2014.1.28.からの引っ越し記事です。(一部変更しています。)
-----------------------------------------------------------------------------------写真はタチヒダゴケ科のカラフトキンモウゴケ Ulota crispa です。 1月20日の撮影ですが、ほとんどの蒴は胞子を飛散させてしまっています。 しかし、ほんの少しですが、まだ帽を被ったままの蒴が残っていました(下の写真)。
上の写真の中央は外れたばかりの帽で、右端にはピントはずれていますが帽のある蒴があります。 カラフトキンモウゴケの帽はたくさんの毛があるタイプです。 胞子の飛散は、この帽が取れて、蒴の口にある蒴歯(さくし)が開いて行われます。
カラフトキンモウゴケは木の幹に着生する蘚類です。 上がその様子です。
カラフトキンモウゴケなどのキンモウゴケ属は、上の写真のように、葉を縮れさせて乾燥に耐えていますが、水に濡れると、下の動画のように、すぐに葉を広げます。
上の動画は微速度撮影ではありません。 通常の時間経過です。 片手でカメラを構え、もう片手で霧吹きでカラフトキンモウゴケに水をかけましたので、画面が揺れて見苦しいですが・・・。
シュッシュッ・・・というのが霧吹きで水をかけている音です。 水に濡れると、葉はすぐに伸びます。 なお、途中でカカカカ・・という音が入っていますが、これはカメラがピントを合わそうとしている音です。
上は葉が伸びた状態です。 蒴も膨らみ、襞が消えています。
(2014.1.20.、1.28. 堺市南区岩室)
◎ 5月の帽のある蒴をこちらに載せています。