果実をつけたクモラン(ラン科)がありました。 和名は樹皮の表面に広げている根を、脚を広げている蜘蛛に見立てたものでしょう。
クモランには葉はありません。 といっても寄生植物でもありません。 写真のように根が緑色をしていて(=葉緑体を持っていて)光合成を行っている着生植物です。
1枚目と同じものですが、反対側からも・・・。 根は樹皮にからんで落ちないようになっていますが、幹に食い込む様子はありません。
古い根は枯れて樹皮と似た色の紐状になっています。 クモランはこのように新しい根を作りながら何年も生きる多年草です。
(2015.12.9. 京都市 西芳寺川)
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