写真はカタウロコゴケ
Mylia taylorii です。 北半球の冷温帯が分布の中心の北方系のコケですが、屋久島の 1,400m付近の樹幹についていました。 腐植土上に生育するコケのようですが、屋久島の樹幹で厚くなったコケの層は腐植土並みなのかもしれません。
葉の長さは3mmほどです。
イボカタウロコゴケの葉の背縁は外曲していますが、本種の葉の背縁に外曲は見られません。
葉は卵形です。 平凡社の図鑑では小さな腹葉があるように書かれていますが、腹面の茎上には仮根がびっしりついていて、存在しているとしても、何らかの工夫をしないと確認できないでしょう。
葉身細胞の表面は著しいひび割れ状です(上の写真)。
(2020.3.3. 屋久島)
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