写真はキノボリヒメツガゴケ
Disticophyllum yakumontanum です。 樹幹の地上高 1.5mほどの所についていました。 写真は少し乾燥して縮れぎみで、この縮れ方は
ツガゴケによく似ていますが、湿った場所を好むツガゴケが、このような高さの樹幹につくことはありませんし、ツガゴケよりずっと小さな印象です。
本種は2005年に発見・新種記載され、絶滅危惧Ⅰ類に指定されています。
湿らせると上のような姿になります。
植物体は小形で、葉の長さは1mmに届きません。
葉は倒卵形~サジ状楕円形で、葉先に微突起があります。 中肋は太く、上の写真では急に細くなって右方に伸びていますが、枝分かれすることも多くあります。 舷は全周にわたり明瞭です。
上の2枚は、葉先付近と葉の基部付近の拡大です。
葉身中部の細胞もツガゴケよりもかなり小さいようです(上の写真)。
(2020.3.3. 屋久島)
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