ベトナムムチゴケ(仮称)と教えていただいた写真のコケ、乾いた状態で、葉は垂れぎみですが、極端な内曲ではありません。 屋久島では新しく発見されたムチゴケのようで、参考になる資料がみつかりません。 検索すると Bazzania vietnamica という種が存在するのですが、本種がそれなのかも不明です。
(追記) Bazzania vietnamica については、古木(2021)が日本新産として、その特徴を蘚苔類研究12(8)で報告しています。
葉の先端の歯は3個(以上)です。 腹葉は葉と同じ色です。
葉を含めた茎の幅は2~3mmです。 腹葉の幅は茎径の約1.5倍です。
葉と腹葉は合着していません(上の写真)。 腹葉の側縁は外曲しています。
上は腹葉を腹面から撮っています。 腹葉の先端は円鋸歯状で、基部は盛り上がり、葉縁基部は耳たぶ状になっています。
葉身細胞はトリゴンが大きく、厚壁です。
(2020.3.3. 屋久島)
◎ ベトナムムチゴケはこちらにも載せています。
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