コケ(moss)を観察するつもりで出かけたのですが、たくさんの蛾(moth)に出会いました。 木々の若葉を食べて育った幼虫などが羽化していて、コケを見ていても、いろいろな蛾がとまっているのが目に入ります。
観察会などではスルーするのですが、1人ですので蛾も撮ってみました。 下はそのうちの一部です。
● シロヒトモンノメイガ Analthes semitritalis(ツトガ科 ノメイガ亜科)
名前はヒトモン(一紋)よりもヨツモン(四つ紋)またはヨツメ(四つ目)の方がいいのではないかとも思いますが、一般に蛾の下翅の模様は上翅に隠されることが多いことから、上翅1枚に注目すれば、たしかにヒトモン(一紋)ですね。 名前の一部に「ヨツメ」が入っている蛾がたくさんいることも関係するのでしょう。
成虫は年2回、5~6月と8月に見られます。
● キベリトガリメイガ Endotricha minialis(メイガ科 シマメイガ亜科)
和名は翅の縁が黄色で、上翅の先が尖っていることからですが、上の写真では翅の縁の黄色が白く写っています。
● キシタエダシャク Arichanna melanaria(シャクガ科 エダシャク亜科)
写真はオスで、触角がよく発達しています。 和名の「キシタ」は下翅が黄色であることから。 幼虫はシャクトリムシで、食餌植物はアセビやヤマツツジなどのツツジ科の植物です。
(2020.6.9. 京都市 西芳寺川)
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