ナナミノキ Ilex chinensis の雄花が美しく咲いていました。 斜面の下にある木の枝がちょうどハイキングコースの横に来ていて、間近で撮影できました。
種小名から見ると中国原産のようですが、静岡県以西に分布する自生種です。 大阪付近でも珍しくはありませんが、花や実は目立つものの、雌雄異株で雄株は実をつけませんし、普段は地面近くで花や実を見ることはできませんし、際立った特徴のない木ですから、見過ごしてしまっているケースが多いようです。
上に書いたように雄花ですので、メシベは退化し、オシベ4本が目立ちます。
(2020.6.5. 四條畷神社裏)
◎ ナナミノキの雌株が果実をつけている様子を
こちらに載せています。 また、ニッポンオナガコバチは、幼虫がこの果実(の種子)を餌植物として育つのですが、その様子と、本種の語源なども
こちらに載せています。
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