シャシャンボ
Vaccinium bracteatum の花が咲いていました。 シャシャンボは、本州西部、四国、九州の、やや乾燥した所に見られるツツジ科の常緑小高木です。 秋には黒紫色に熟し、食べる事ができます(
こちら)。
葉はやや厚い革質で、つやがあり、葉表の葉脈はややくぼんでいます(上の写真)。
上は葉の裏で、赤い円で囲ったように、主脈の所々に小さな突起があります。 花も実も無い時期に同定に迷った場合は、葉の裏を指でなぞって、この突起を確認すればよいでしょう。
この花に
サトジガバチが密を求めて来ていました(上の写真)。 花のつくりは、筒状の花の中に潜り込む虫に花粉媒介してもらうようにできていますので、かなり苦労しているようです。
上はツボミにこだわっています。 花弁に孔をあけて蜜を盗むつもりだったのでしょうか。
(2020.7.2. 兵庫県 甲山森林公園)