蛾を捕らえたムシヒキアブ、サキグロムシヒキ
Machimus scutellaris だと思います。 性格は荒いようで、餌は“大物狙い”をするようです。
名前の「サキグロ」は、黄褐色の腹部の端(=先(さき))、つまり交尾器が黒くなっているからでしょう。 写真はオスで、メスの交尾器は尖っていますが、やはり黒い色をしています。
ムシヒキアブの仲間の多くの脚は黒と黄色の2色ですが、サキグロムシヒキの脚は黒一色です。
上は 2020.7.2.に兵庫県西宮市北山町での撮影ですが、下は 2013.7.1.に大阪府堺市の堺自然ふれあいの森で撮り、Part1の 2013.7.13.の記事にしていた写真です。 上は蛾を腹側から捕らえ、下は背中側から捕らえていますが、飛翔中の蛾を空中で捕らえているのでしょうか。
上の2枚の写真で背景が異なるのは、獲物を持ったまま逃げているからですが、そんなに遠くには逃げません。 自分の強さに自信があるからでしょうか、それとも獲物が重いのでしょうか。