カワゲラの仲間は、幼虫は水生昆虫の調査などで検索表もいろいろ作られています。 しかし成虫は似たものが多く、同定が難しい昆虫のひとつで、あまり熱心に撮影もしていないのですが、7月上旬にたまたま雨宿りの所にいた箕面公園のカワゲラの成虫2種を紹介します。
● フタツメカワゲラ属の1種 Neoperla sp.
和名は「二爪」ではなく「二つ目」で、1対の複眼とは別に額にある単眼が、3個あるのが普通ですが、この属は2個しかないことからのようです。 幼虫ではもっとはっきりするようですが、上の写真では退化したもう1つの単眼があるようにも見えます。
● トウゴウカワゲラ属の1種
「トウゴウ」は大型で強そうに見えるからでしょうか。 キベリトウゴウカワゲラ Togoperla limbata がよく知られていますが、同種と外見での区別が困難な未記載種が存在するようです。
上の写真では大小の2頭が写っていますが、たぶん大がメス、小がオスでしょう。