小石についていた小さなコケ、大きさが分かるように、10円硬貨の上に載せて撮りました。 花被や苞葉も無く、決め手に欠けるのですが、以下の観察結果から、ヤバネゴケ
Cephalozia bicuspidata ではないかと思います。 本種の分布は、平凡社の図鑑では、北海道のみになっています。
葉は茎に対して縦ではなく、横~斜めについていて、2裂しています。 もっと高倍率でも観察しましたが、腹葉は無さそうです。
上の2枚は葉です。 Cephalozia(ヤバネゴケ属)には小さな葉を持つものも多く、平凡社の検索表では 15細胞以上の葉は「大きな葉」です。
葉身細胞は方形~五角形です(上の写真)。
(2020.9.1. 北海道 千歳市 標高 700m)