写真は堺植物同好会の観察会で見たホソバイヌワラビ Athyrium iseanum です。 夏緑性のシダで、春に出る葉は胞子をつけず、夏に出る葉は線形の包膜を持ったソーラスをつけます。
下は上の葉の葉先近くを少し拡大した写真です。
中軸表面に軟刺毛があり、白っぽく写っています。 よく見ると羽軸にも同様の軟刺毛が少しあります。
拡大してみると、中軸表面の軟刺毛は羽片が分岐する直前の所にあるようです。
秋になると、葉先近くの中軸に無性芽をつける葉が見られます。 上の写真では無性芽から生じた若い個体が生長を始めています。 地面に降りたこの個体はこのまま冬を越すのでしょうか?
(2022.10.16. 堺自然ふれあいの森)
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