上は兵庫県三田市で撮った写真で、チカラシバ Pennisetum alopecuroides とアオチカラシバ P. alopecuroides f. viridescens が混生しています(2022.10.15.撮影)。 前者はは道端などでよく見る多年草ですが、後者はその品種とされていて、前者ほど多くは見られません。
大阪市立自然史博物館友の会発行の「 Nature Study 」68巻9号には博物館に収蔵されている近畿地方の両者の標本の採集地点が載せられていて、アオチカラシバを見つけたら知らせてほしい旨のことが書かれています。
記事掲載の後、何人かからいただいた連絡では、どこも上の写真のように混生しているようです。 混生地でも中間色が無いところから、色素を作る一連の化学反応の1カ所の遺伝子の変化で色が変わるのではないかと思います。
上はチカラシバ、下はアオチカラシバです。
色は異なりますが、穂や小穂のつくりや大きさなどには違いは無いように思います。
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