2015-08-14

イセリアカイガラムシに甘露をねだるアミメアリ


 親子なのか、成長に差のある姉妹なのか、イセリアカイガラムシ(ワタフキカイガラムシ)が3頭並んでいて、そこにアミメアリが来ていました。


 上の写真のアミメアリは、触角でイセリアカイガラムシに触れながら、この場所から離れようとしませんでした。 たぶんイセリアカイガラムシが甘露を出すことを期待しているのでしょう。


 大きなイセリアカイガラムシの方にも別のアミメアリが来ました。 イセリアカイガラムシの白い部分は、ロウ物質で作られている卵嚢(らんのう)で、たくさんの卵を産むに従って尻が持ち上がってきます。 つまり持ち上がっている側が尻で、持ち上がっていない方が頭側です。


 甘露は尻側から出されていました(上の写真)。


 上の写真のアミメアリ2頭は情報交換でしょうか。 それとも餌場を巡って牽制しあっているのでしょうか。

(2015.8.7. 富田林市 錦織公園)

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