上は自宅の庭を這っていたもので、ツチカメムシ科には違いありません。 さっそく室内にご招待し、いろいろ撮らせてもらいました(2015.8.8.)。
カメムシの仲間ですから、針状の口吻を持っています(上の写真)。 ツチカメムシ科の多くは、その名のとおり、地表や地中に住み、植物の根や落下した果実から吸汁して生活しています。 その大きさは、ヨコヅナツチカメムシのように2cmほどもある大型種から、
ミツボシツチカメムシなどのような5mm程度のものや、もっと小さい小型種まで、さまざまです。 体色は多くのものが黒っぽい色をしています。
このツチカメムシの体長を測定したところ、約1cmで、中型種でした。 この大きさからして、ツチカメムシ科のツチカメムシ(
Macroscytus japonensis )と思われます。 これとほぼ同じ大きさでよく似たコツチカメムシがいるのですが、ツチカメムシの背面の点刻が、大きさが揃わず荒いのに対し、コツチカメムシの背面の点刻は一様に細かく密です。
体は土に潜り易くするためと思われますが、横から見ても前から見てもペチャンコです。
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