2015-08-23

シゲリゴケ

 この記事は当初ヤマトクサリゴケとしていましたが、メールでシゲリゴケであろうと教えていただき(記事の下のメモ参照)、文章の一部とタイトルを変更しています。


 写真はシゲリゴケ( Cheilolejeunea imbricata )です。 今回の“ものさし”は私の掌の皮膚隆線(掌紋)です。 ちなみに、写真付近の私の掌紋のピッチは、約0.5mmです。



 上の2枚は腹面から撮ったものです。 背片は卵形で全縁、円頭です。 腹片は背片の1/2ほどの長さの矩形で、歯牙があります。 腹葉は茎径の2~2.5倍幅で、1/3~1/2まで狭く2裂しています。


 上は背片の葉身細胞です。 油体は各細胞に2個あるようですが、写真では被写界深度の関係で、ほとんどの細胞で1個しか写っていません。

(2015.7.15. 高槻市 摂津峡)

(メモ)
 背片のサイズが図鑑に記載されているヤマトクサリゴケ( Cheilolejeunea nipponica )にほぼ一致していたのですが、コケのサイズは生育環境などでかなり変化し、写真は少し小型のシゲリゴケであったようです。 ヤマトクサリゴケは腹片キールが丸みを帯びていて、第1歯は勾玉状に曲がるとのことです。

◎ シゲリゴケを顕微鏡レベルでもう少し詳しく観察した結果をこちらに載せています。


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