写真はシゲリゴケ(
Cheilolejeunea imbricata )です。 今回の“ものさし”は私の掌の皮膚隆線(掌紋)です。 ちなみに、写真付近の私の掌紋のピッチは、約0.5mmです。
上の2枚は腹面から撮ったものです。 背片は
卵形で全縁、円頭です。 腹片は背片の1/2ほどの長さの矩形で、歯牙があります。 腹葉は茎径の2~2.5倍幅で、1/3~1/2まで
狭く2裂しています。
上は背片の葉身細胞です。 油体は各細胞に2個あるようですが、写真では被写界深度の関係で、ほとんどの細胞で1個しか写っていません。
(2015.7.15. 高槻市 摂津峡)
◎ シゲリゴケを顕微鏡レベルでもう少し詳しく観察した結果を
こちらに載せています。