2015-08-27

ウスバゼニゴケ


 上はヒメジャゴケに隣接して育っていたウスバゼニゴケ( Blasia pusilla )です。 左上や左横に写っているのはヒメジャゴケです。 光の当たり具合もありますが、ウスバゼニゴケの翼部の薄さが感じられます。
 ウスバゼニゴケはいつも湿った所に生えています。 採集して机の上で調べだすと、どんどん乾燥して縮れてきました。


 上は腹面から撮ったものです。 葉状体は薄く、濃い緑色の小さな楕円形の部分はラン藻(ネンジュモ)が共生している場所です。 また注意して見ると、これとほぼ同じ大きさの、色は葉状体の他の部分とあまり変わらない鱗片も散在しています。


 上は左がラン藻が共生している部分で、右が鱗片です(顕微鏡の倍率は 10×10 )。 ピントは鱗片に合わせています。


 上はラン藻が共生している部分の拡大です。 このようなラン藻との共生関係をもつ苔類は他には無く、特異な生態として知られています。


 上は表皮細胞を撮ったものです(顕微鏡の倍率は 40×10 )。 細胞壁は薄く、油体はありません。

(2015.8.23. 金剛山)

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