2015-07-11

ヒメクサリゴケ


 ヒメクサリゴケがついたウチワゴケの群落がありました。 ヒメクサリゴケは古いウチワゴケについているのですが、たくさんついている場合はウチワゴケであることが確認できないほどです。


 上はウチワゴケの形状が確認できるものを室内で撮ったものです。


 上は2枚目の写真の一部拡大です。 ヒメクサリゴケ( Cololejeunea longifolia )は葉の背片を見ていることになりますが、背片は長楕円形で鈍頭であることや茎との付着線が短いことがわかります。 また、影の具合を注意深く見ると、わずかにマミラ状になっている(細胞の表面が凸レンズ状に膨らんでいる)ようです。
 このような状態からヒメクサリゴケを剥がして顕微鏡観察を行いました。


 上は背片です。 円盤状のものは無性芽でしょう。


 ヒメクサリゴケをウチワゴケから剥がす時、なかなかうまくはがれず、顕微鏡を覗くと腹片は曲がってしまっていました。 しかしこれが怪我の功名で、腹片の細胞の大きなマミラを観察することができました(上の写真)
 なお、腹葉は存在しませんでした。

(2015.6.17. 岩湧山 標高 350m付近)


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