写真は湿った斜面に他のいろんなコケと混ざって生えていたウニバヒシャクゴケ
Scapania ciliata です。 ヒシャクゴケ科の苔は背片が腹片より小さいという特徴があります。 なお、ヒシャクゴケ科の苔には腹葉はありません。
背片にも腹片にも葉縁には毛状の歯が密生しています。 「ウニバ」はこの歯をウニの刺に見立てたのでしょうか。
上は葉(腹葉)の葉身細胞を見たものですが、細胞の表面がいぼ状に凸凹しています。 このようなパピラより小さな細胞表面の微小突起はベルカ( verruca )と呼ばれています。
(2015.11.11. 六甲山・山田道)
◎ 花被をつけたウニバヒシャクゴケを
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