2015-11-02

ツクシナギゴケ


 大阪府の南部に広がる泉北丘陵を構成している大阪層群には、所々に水を通しにくい粘土層があります。 その粘土層が現れる崖では、水が粘土層に阻まれて下に行かず、しみ出てきます。
 そんな湿った所で、ツクシナギゴケ( Eurhynchium savatieri )が胞子体をつけていました。


 「野外観察ハンドブック・校庭のコケ」には、ツクシナギゴケの解説に「さくはまれ」とありますので、他のコケと混生しているのではないかと慎重に調べましたが、やはりツクシナギゴケの胞子体でした。 胞子体は側生していました(上の写真)。


 葉はやや扁平に付きます。


 葉の先端は鋭く尖ります。 葉の縁の全周に歯があります。 中肋は葉の上部で終わりますが・・・


 中肋の背面上端は1個の歯で終わっています(上の写真)。 葉身細胞は長六角形~線形です。


 上は蒴柄です。 蒴柄の全面にパピラが見られます。

(2015.10.30. 堺自然ふれあいの森)

◎ ツクシナギゴケはこちらにも載せています。


2 件のコメント:

  1. こんばんは!
    コケまで観察の対象とは・・・凄いことです!
    他にコケを研究している方は 多いですか?

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  2. ブログのタイトルの下に書いたように、このブログでは身近な生物全てを対象としています。できればそれらの相互関係をとおして生態系を扱いたいのですが、対象が多すぎて、みんな中途半端になってきています・・・。
    アマチュアでコケを深くやっている人は、種子植物などに比較すると、そんなに多くないと思いますが、コケブーム到来の予感はありますよ。

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