写真は
京都コケ展で撮ったオオミズゴケ(
Sphagnum palustre )です。 北海道から九州まで、全国に分布します。
オオミズゴケはランなどの培養によく用いられてお馴染みですが、入手し易いのは茶色くなったもので、緑色をした生きているものは、オオミズゴケのある湿地保全のために制限があり、高価です。
上は枝葉を拡大したものです。 葉身細胞は、大型でひし形をした透明細胞と、線形の葉緑細胞が交互に並んでいます。 この2種の細胞の配置が、上の写真のような拡大率で見ると、網目模様のように見えます。
◎ オオミズゴケの顕微鏡を使った観察などは
こちらに載せています。